2023-01-01から1年間の記事一覧

奥能登と時国家 メモ

調査報告編1より約90分、1985年度から1991年度の部分を調査008 一九八五年・一九八六年の調査と史料の紹介009 一 時国家と渋沢敬三氏 009 一九五一年夏、渋沢敬三氏が時国復一郎家(上時国家)を訪問したことにはじまる。その経緯は、渋沢氏自身の筆で『奥…

2025年大阪万博の現場、特に夢洲で働いているみなさまへ、本当に命を守るためにも、仮病の準備をおすすめします。(追記予定あり)

2025年大阪万博の現場、特に夢洲で働いているみなさまへ、本当に命を守るためにも、仮病の準備をおすすめします。(追記予定あり) - [ハンバンパク(ハンパク)!!!] 『梶村秀樹著作集』完全復刊をめざす会・第6支部

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P336-P381

らした。しかも、千五百ルーブリの金を持っていた、――一たいそれでは金をどこから持って来たのだ?』と諸君はおっしゃるでしょう。けれど、千五百ルーブリだけ見つかって、あとの半分がどうしても見つからなかったという事実は、その金がぜんぜん別の金、――…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P288-P335

「あの人がお金を取ったからって、何にも不思議はありゃしません」とグルーシェンカは軽蔑するように、毒々しくにたりと笑った。「あの人はしょっちゅうわたしのとこへ、お金をせびりに来てましたわ。一カ月に三十ルーブリくらいずつ持って行くんですもの。…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P240-P287

ころから帰って来た時には、部屋の中には誰もいなかったのである)、何者か腰をかけていた。それは一個の紳士であった、いや、一そう的確に言えば、ある特殊なロシヤのゼントルマンで、もうあまり若くない、フランス人の、いわゆる”pui frisait la cinquanta…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P192-P239

リのために、ぱったり引っかかってしまったが、僕なら、十五万ルーブリくらいせしめて、あの後家さんと結婚してさ、ペテルブルグに石造の家でも買ってみせるよ』と言うんだ。そして、ホフラコーヴァにごまをすってる話をしてね、あの女は若い時からあまり利…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P144-P191

の家で見ておいたんだ、――君のためにさ、お爺さん、君のものだよ。これはあの人の家にあったって、何にもなりゃしないんだ。あの人はこれを兄弟からもらったんだからね。そこで、僕は親父の戸棚から、『マホメットの親戚、一名馬鹿霊験記』という本を引き出…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P096-P143

を、忘れたかったからかもしれません……そうです、まったくそのためなんですよ……ええ、ばかばかしい……幾度あなたはそんなことを訊くんです? ただでたらめを言ったのです、それっきりです。一どでたらめを言ってしまったから、もう訂正したくなかったんです。…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P048-P095

たような気持がいたしますわ……あなたはここで勤めていらっしゃるのでございますって? それはまあ、何より嬉しいことでございますわ……」 こう言いながら、夫人はもう半切の書簡箋に、大きな字で次の文句をさらさらと手早くしたためた。 『わたくしはいまだか…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟下』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P003-P047

[#3字下げ]第六 おれが来たんだ[#「第六 おれが来たんだ」は中見出し] ドミートリイは街道を飛ばして行った。モークロエまでは二十露里と少しあったが、アンドレイのトロイカは、一時間と十五分くらいで間に合いそうな勢いで疾駆するのであった。飛ぶ…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P384-P433

棺の中を見つめた。なき人は胸に聖像をのせ、頭に八脚十字架のついた頭巾をかぶり、全身をことごとく蔽われたまま、じっと横たわっている。たった今この人の声を聞いたばかりで、その声はまだ耳に響いている。彼はまたじっと耳をすましながら、なおも声の響…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P336-P383

けこの偉大なる真理をよけいに蔵しているのである。なぜなれば、彼らのうちでも金のある富農《クラーク》や百姓泣かせの連中は、すでに大多数堕落しているからである。これは主として、われわれの不注意、不行届きから起ったことである! しかし、神は自分の…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P288-P335

ところで、あの人の療治はずいぶん面白いことをするのでございます。マルファさんはある水薬を知っていて、いつも絶やさないようにしまっておりますが、何かの草をウォートカの中に浸けたきつい薬でございます。あのひとはその秘伝を知っておりますので。グ…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P240-P287

「この間もパーヴェルさんに、『臼へ入れて搗き殺すぞ』っておっしゃいましたわ」とマリヤが言い添えた。 「もし臼へ入れてなどと言ったとしても、それはほんの口さきばかりかもしれませんよ」とアリョーシャが言った。「もし僕がいま兄さんに逢うことができ…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P192-P239

実際ミーチャの手から『横取り』する気でいるという噂をちらほら耳にしていた。ついこの間までこの噂はアリョーシャにとって、もってのほかの奇怪至極なものに思われた。もっとも、非常に気がかりであった。彼は二人の兄を両方とも愛していたので、二人の間…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P144-P191

「誓って言いますよ。あのひとはここへ来やしません。それに、誰一人あのひとが来ようなどとは思っていなかったのです!」 「でも、おれはあの女をちゃんと見たんだがなあ……してみると、あれは……よし、すぐにあれがどこにいるか探り出してやる……あばよ、アリ…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P096-P143

持ちのミウーソフ家で女中を勤めていたころ、モスクワから招聘された踊りの師匠に教えられて、同家の家庭劇場で踊ったようなものであった。グリゴーリイは妻の踊りを黙って見ていたが、一時間後、自分の家へ帰って、少々髪を引っ張って彼女を懲らしめた。し…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P048-P095

今はあの人のことなぞちっとも思いはいたしません。もう家を出て三月になりますが、わたくしはすっかり忘れてしまいました。何もかも忘れてしもうて、思い出すのもいやでござります。それに、今あの人と一緒になったところで何としましょう。わたくしはもう…

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟上』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P003-P047

カラマーゾフの兄弟 フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 米川正夫訳 - 【テキスト中に現れる記号について】《》:ルビ (例)筆者《わたし》|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)|解放《エマンシペーション》[#]:入力者注 …

熟語本位英和中辞典 その9(after against P0019-P0020) 作成中

[0018/0019]後半部分0059-too poor to afford it.貧乏だからそんな贅沢は出来ぬ。I can not afford to be idle. 遊んで居る様な余裕はない。I can not afford to die yet.今頃死んでは居られぬ。 Affranchise(アッフランチズ)【他動】(奴隷などに)公…

熟語本位英和中辞典 その8(on P0882-P0893)

熟語本位英和中辞典 その7(make P0754-P0762)

熟語本位英和中辞典 その6(in P0604-P0613)

熟語本位英和中辞典 その5(for P0432-P0442)

ー■■15/0431 Foppish(フォッピッツ)【形】Fopの如き、Fopらしき。―ly【副】―ness【名】 For(フォール)【前】[注意]主なる意味は第一、目的(for what purpose?)第二、交換(exchange A for B)。第三、理由(for what reason?)。第四、関係(…

あらためましてごれんらく。『悪霊』(ドストエフスキー作)、『アンナ・カレーニナ』(トルストイ作)は3回の校正ずみ、『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー作)は2回の校正がおわり、電子テキストとして99.99%の誤字脱字を訂正した状態です。すべてをコピーするには、各作品20分あれば十分です。どうぞご利用ください。

はじめに - 『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』『アンナ・カレーニナ』『白痴』(米川正夫・訳)の完全電子化をすすめるブログ

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟 上』『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟 下(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)(2.06MB)の第二回目の校正をおわらせました。

『ドストエーフスキイ全集 第12巻 カラマーゾフの兄弟 上』『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟 下(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)(2.06MB)の第二回目の校正をおわらせました。 これで、『カラマーゾフの兄弟』全体の、二回目の…

オリンピックの場合、99%は「観客」でしかない。しかし万博はちがう。建前からいえば、ただしく100%「参加者」、もっといえば「挑戦者」である。反万博もただしく100%全員が「参加者」である。ここを絶対にまちがえてはいけない。

以下、記事内容をすべて削除。ブックマーカーのみなさんの判断力を過小評価し過ぎていた。 タイトルだけ有効と判断し、そのままのこした。オリンピックの場合、99%は「観客」でしかない。しかし万博はちがう。建前からいえば、ただしく100%「参加者」…

メモ 『【推しの子】』の「星野アイ」って、異世界転生の主役みたいな登場人物だ。

いちおう、ややこしいことにならないように、このブログに記事(というかメモ)を書くことにする。『【推しの子】』の「星野アイ」はアイドルとしての天才的な才能をもっている、という設定になっている(が、意外とその才能の実体がはっきりしない。「カリ…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P360-P381

[#1字下げ]第十三篇 エピローグ[#「第十三篇 エピローグ」は大見出し] [#3字下げ]第一 ミーチャ救済の計画[#「第一 ミーチャ救済の計画」は中見出し] ミーチャの公判後、五日目の早朝まだ九時ごろに、アリョーシャはカチェリーナを訪れた。そ…

『ドストエーフスキイ全集 第13巻 カラマーゾフの兄弟』(1959年、米川正夫訳、河出書房新社)P328-P359

決を下して、いやが上にその声を挑発し、ますます高まりつつあるその憎悪を受くるなからんことを!………」 一言につくすと、イッポリートは非常に熱してはいたけれど、十分|感動的《パセチック》に論を結ぶことができた。実際、彼が聴衆に与えた印象はすばら…